コーチングのすべてのレビュー

はじめに

自分の備忘録の意味合いが強いのでわかりにくいかもしれませんが、

もし興味や不明な点があれば、書籍を読むことをお勧めします。

コーチングのすべて ― その成り立ち・流派・理論から実践の指針までopen in new window

学習と成長は違う

学習と成長の違いとはなんでしょうか?

学習と成長を混同して考えてしまいがちですが、

本質的に違うものです。

先に答えを言ってしまうと

学習は、持っているものを増やすこと

成長は、自分の今ある状態をあげること

です。

この分類でいうと自分が今までやってきたことがどちらをやっていたかというのがわかりますよね。

腕立て10回できたのが20回になるというのは成長です。

昨日まで知らなかった「薔薇」という漢字の書き方を知ることは学習になります。

ちょっとここで疑問だったのが、読書はどちらなのかということです。

単純に考えると学習と言えると思いますが、

工夫次第、頭の使い方次第では、成長にもなりうると思います。

そして、どちらを目指して読書をするべきかというと、

人によっても違うと思いますが、私は成長したいと思って行動しています。

成長するために、読書をするし、仕事をするし、遊びをします。

知識が増えるだけのことを成長と勘違いしてしまうと

かなり大きな損失になってしまうかなと思います。

コーチングはクライアントの何を変えるのか

本書では「思考」「感情」「行動」と書かれていますが、

明確に他者から観測可能なのは「行動」だけです。

相手の感情を正確に読み解くことなど不可能ですし、

思考は言わずもがなです。

コーチングは相手の行動を変えること、でいい気がします。

では、どうやって変えるのか。

質問をして変えます。

答えを教えることはコーチではありません。

相手の行動が変わっているのであれば、

まずまずコーチングは成功と言えるのだと思います。

Last Updated:
Contributors: Tomoya Suzuki