ユーザーストーリーマッピング

〜作るものへの共通理解を生み出す〜

ユーザーストーリーマッピングとは

ユーザーストーリーマッピングとは、

大きなストーリーを話しながら、小さく分割していき、

関係者全員の共通理解を生み出すことです。

なぜユーザーストーリーマッピングをするのか

関係者全員の共通理解を得るために行います。

話しながらストーリーを作成するので、

ストーリーに書かれていない、前提や背景などの情報が思い出すことができます。

また、優先度の切り分けがしやすく、

アウトプットを最小限に抑え、最大限の成果(アウトカム)とインパクトを獲得することができます。

どうやっておこなうのか

必要なもの

  • 付箋
  • マーカー
  • ホワイトボード
  • ホワイトボード用マーカー
  • カメラ(保存用)

やり方

詳しいやり方や注意点などはユーザーストーリーマッピングopen in new windowを読んでいただくことをおすすめしますが、

下記に簡単な手順と例をあげます。

  1. 問題の枠組みを明らかにする
  2. 全体像をマッピングする
  3. バリエーションや詳細をマッピングする
  4. グルーピング
  5. 優先度で切り分ける(バリュースライス)

作成例(朝起きてから会社に行くまでにすること):

Image of User Story Mapping

作成例(バリュースライス後):

Image of Value Slice

注意点

認識を共有したいならドキュメントを共有すればいいのではないか

共有されたドキュメントは共通認識にはなりません。

同じドキュメントを読んでも、

人によって前提知識や経験、立場が異なるため

共通の理解になることは困難です。

私が複数チームにまたがるような大規模開発をしていたとき、

ドキュメントに書かれたことを口頭で確認すると

認識が異なっていたことが多々ありました。

完璧なドキュメントを目指すよりも

ストーリーを語ることでの共通理解を目指した方が早いし、確実だと思います。

誰、何、なぜ、どうやってなどを語ろう

ストーリーは日本語に訳すと「物語」です。

物語を語ってください。

ストーリーは使う人の目線で書きましょう。

下記ではなく、

「プロダクトオーナーがビジネス上必要だからチャットシステムを作る」

下記のように書きます

「ユーザーが商品についての詳細を気軽に尋ねられるように画面内からサポートに問い合わせできる」

参考資料

さいごに

文章の改善のため、フィードバックがありましたら、こちらopen in new windowからお願いいたします。

Last Updated:
Contributors: Tomoya Suzuki