作業の可視化
〜情報の発信と共有〜
作業の可視化とは
作業の可視化とは、あらゆる仕事を可視化し、誰でも見える場所に、誰もが理解できる形で表示しておく手法です。
その表示された情報を見れば、そのチームがどう働き、何を作っているのかなどがすぐに理解できます。
なぜ作業の可視化をするのか
作業の可視化を行うと透明性が増し、オープンな組織になります。
そのプロジェクトのステータス、進捗、目的、課題、そして挑戦に関する情報を隠すことができなくなり、
誰もが見ることができるようになります。
伝統的な組織ですと、それらの情報はプロジェクト内で管理され、
調べるか、プロジェクトの関係者に問い合わせないと
見ることができないし、もしかしたら、更新されていない場合もあります。
重要な情報が常にオープンな状態ですと情報を探す手間もかかりませんし、
常に正確な情報を元に仕事に取り組むことが可能なので
目的を見失って、開発を進めてしまうリスクを避けることもできます。
どうやっておこなうのか
関連プラクティスによって作成される成果物を壁に貼って、
誰でもみられる形で表示しておくことで、作業の可視化ができます。
- インパクトマッピング/impact mapping
- イベントストーミング
- バリューストリーム・マッピングおよびプロセスマッピング/Value Stream & Process Mapping
- ターゲットアウトカム
- 社会契約/social contract
- ユーザーストーリーマッピング/user story mapping
- プロダクトバックログ
- スプリントボード
- バーンダウンチャートとバーンアップチャート
- CI / CDモニター
- ふりかえり
- リアルタイムふりかえり
- チーム感情の評価/assessing team sentiment
注意点
すぐに見られることが大切
壁に貼って、付箋などで管理することさえしておけばいいと考えてしまうと効果が減ってしまいます。
誰もがみれる場所に貼ってあったとしても、内容が読み取れなかったり、
付箋が重ねて貼ってあってすぐに確認できないなどの場合には、
作業の可視化の良いところを十分に得ることができません。
原則を忘れずに実施しましょう。
参考資料
さいごに
文章の改善のため、アンケートへのご協力をお願いいたします。